「モーニングトマト」 の 「スペシャルベンガルカレー」
【越前カリー倶楽部 by donvolga】
今日ご紹介するのは「モーニングトマト」の「スペシャルベンガルカレー」であります。
おそらく、今では福井市内で最も名の通ったカレー提供店になった気がする「モーニングトマト」さん。
あまり目立たない入口。
いつも、このビルの名前がなかなかイケてるなぁと思いつつ入店する。
このお店が開店したのは、「イタリアントマト」が話題だった頃だろうか？
いわゆるイタメシブームが起こった頃、その入門の店という感じで全国にチェーンを広げていたのが「イタリアントマト」だった。
実に記憶が怪しいが、多分、そのころに、こちら「モーニングトマト」もオープンした。
福井に「イタリアントマト」が出店するのは随分後になってからであり、「モーニングトマト」は、ちょうどその代わりの役割を果たしていたお店だったという気がする。（福井へのチェーンストールの出店は、今と変わらず昔から遅かったのだ…。）
そんなわけで、開店当時の「モーニングトマト」は、スパゲッティなどイタリア料理が主体のカフェだったと思う。デートの時や、ちょっとお洒落に時間をつぶしたいときなどによく利用したものだ。
まだ「イタリアン」っていう言い方や、「パスタ」という言葉そのものが珍しかった時代の話…。
そして、時を経て、今では「モーニングトマト」は、福井で最も信頼できるカレーのお店になった。
さすがに年月を経ているので古ぼけた感はあるが、この壁面のディスプレーなど、店内が古くさくならないよう気を配っている感じがして好感が持てる。
開放的に大きく取られた窓など、印象はオープン当時とさほど変わった感じを受けない。
オーダーしたら、まずはビールでコールスローをいただきつつ…
カレーのほうは非常にこだわりが感じられて、どれも美味しいと思う。
その中で、なんといってもイチオシはこの「スペシャルベンガルカレー」だ。
その名のとおりというか、インド風のチキンカレーなのだが、インド料理店と違うのは、ルーの煮込み具合だろう。
欧風カレーがベースのようで、十分に寝かされた、かなり複雑な味が楽しめる。
そして、通常版の「ベンガルカレー」のほうとの大きな違いは、多分、仕上げにガラムマサラを効かせている点になるのだろうか。
白いライス。真ん中にレーズンとチーズが乗っている。
この薬味トッピングが、最近は少なくなったパターンなので妙に嬉しかったりする。
爽やかな辛さが心地よい。
そういえば、生クリーム入りってのも珍しいのかもしれない。
「スペシャル」ならではのチキンは、ちょうどいい具合に煮込まれ、ほくほくとほぐれる。
水出しのダッチコーヒーもあり、いろいろこだわりが感じられるお店。
前記のように、イタリアンから始まったお店だからだろう、今もイタリアンのメニューが豊富だ。
最近では、タイ風カレーのほうにもチャレンジされているようだ。
でも、なかなか「スペシャルベンガル」から離れられそうにないのが悩ましい♪
おまけ：
この店の窓からも見える「新栄商店街」の入り口のゲート。
空家率が高いさびれた雰囲気だが、なんというか、少し手を入れると、面白い場所に化けそうなポテンシャルを秘めているなぁ…と感じているのは、自分だけ？
モーニングトマト 
住所： 福井市中央1-9-30 大岡ビル２Ｆ
電話： 0776-23-5571
営業時間： 11:00～21:00 [日・祝]11:00～20:00
定休日： 水曜日
公式ＨＰ： http://www.morningtomato.jp/
主なメニュー：
スペシャルベンガルカレー １１００円
コールスローサラダ ４５０円
ベンガルカレー ８７０円
特選和牛とキノコのカレー（数量限定） １１００円
キノコとチーズのオムカレー １１８０円
プレーンカレー ７３０円
スパゲッティ、ピザ、ドリア、リゾットなど、あります。
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